バイアグラは糖尿病だと使えない!

脳血管障害のある方について

脳血管障害のある方について

一般に脳卒中と言われている脳血管障害ですが、大別すると、脳の血管が閉塞することで起こってくる脳梗塞と、血管が破れて起こることによる頭蓋内出血とがあります。さらには、頭蓋内出血は、脳実質内部に生じた脳出血と、脳の表面に生ずる、くも膜下出血とに分けることができます。

 

これらの脳血管障害も、全身の動脈硬化症と無関係ではありません。細くもろくなった血管は勃起障害とともに脳出血や脳梗塞の原因となることは当然です。このような病歴のある患者さんの場合にも、バイアグラの使用は危険を伴うことがあります。

 

バイアグラは血管内皮に存在するホスホジエステラゼ・タイプ5(PDE5)という酵素の働きを阻害することで、血管の格調を引き起こす薬剤です。このPDE5はペニスの血管に特異的の多く存在しますが、ほかの部分の血管には全くないのかというとそうではありません。また、バイアグラ自信PDE5以外のタイプのPDEに対しても弱いながらも阻害効果を持っています。

 

したがって、バイアグラの服用によって、全身の血管も少し確証し、軽度の血圧低下が起こる可能性があるのです。

 

所での脳出血や脳梗塞といった脳血管障害を起こした患者さんでは、脳の血流の常に一定に他の津自動調節機能が障害されていることが多いと言われています。軽度の血圧低下でも脳循環障害をきたし発作を起こす可能性があります。

 

というわけで、最近6か月以内の期間に脳出血や脳梗塞の発作があった人ではバイアグラは危険性が大きく、服用してはいけないことになっています。
また、バイアグラのこうした血圧効果作用は、もともと低血圧の人や、全く治療・管理のされていない高血圧の人では、血圧の変動が大きくなる可能性があり危険と考えられているために禁忌とされています。

 

具体例をまとめておきます。
・血圧90/50oHg未満の低血圧症の患者さん
・治療されていない高血圧の患者さん(安静時収縮期血圧が170oHg以上、または安静時拡張期血圧が100oHg以上)

 

このような状態に当てはまる方は、きちんと治療を受けた後、バイアグラの服用について医師の相談を受けましょう。